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2.基本方針

関西国際空港は、環境と共生する21世紀型空港として、公害のない、地域と共存共栄する空港を目指すとともに、地球環境的視点に立った環境対策にも積極的に取り組み、循環を基調とする持続的発展可能な「人と自然にやさしい」空港を目指し、以下の取り組みを行うものとする。

(1)快適な地域環境を守る空港に向けた取組

関西国際空港は、「公害のない空港」という空港建設の原点の考え方に基づき、航空機騒音対策として市街地から離れた海上に立地している。第2滑走路の限定供用による発着回数の増加が見込まれる本計画期間においても、航空機騒音に関わる環境基準を遵守するとともに、飛行経路遵守の徹底、低騒音型航空機の導入の働きかけなどの取組により、一層の騒音の軽減に努める。 低周波音については引き続きデータの集積などに努めるとともに、航空機が原因の電波障害については、苦情等が生じた場合に原因の調査や必要に応じた改善対策を実施していく。
 大気質、水質については、排出ガス、排水に関する法令遵守はもとより、空港からの負荷を可能な限り低減する観点から、必要に応じて更に高い自主管理目標を設定するなど、環境保全に努めていく。

(2)地球環境への負荷の少ない空港に向けた取組

地球環境問題のなかでも、特に地球温暖化問題については、猛暑や大型台風の襲来など温暖化の影響と考えられる現象が頻発しており、これに対する対応は喫緊の課題となっている。関西国際空港においても、関係事業者と協力し、事業活動に伴う温室効果ガスを率先して削減していくこととする。航空機については、タキシングルートの効率化、GPUの利用促進、低燃費航空機の導入への働きかけなどにより、空港施設についてはライフサイクルコストも考慮した省エネ設備の導入や空調・照明等に関わる運用面での省エネ対策などにより、車両についてはアイドリングストップの徹底などにより、温室効果ガスの排出削減を進めていく。また、空港利用者、従業員に対し、空港へのアクセスにおける公共交通機関の利用を呼びかけるとともに、これら機関の利便性の向上を関係機関とともに進めていく。
 また、オゾン層保護対策として、フロン等使用機器類については、引き続き適切な管理を進めていく。

(3)循環型の空港に向けた取組

廃棄物を抑制し、発生した廃棄物は有効利用する資源循環型の空港を目指した取組を引き続き進めていく。
 一般廃棄物については、排出抑制と分別排出について、島内事業者と一体となって取り組むとともに、航空機取り卸しごみや、テナントからの食品廃棄物などの適切な分別、有効利用の方策についても検討していく。
 産業廃棄物については、島内事業者における排出実態について調査を行うとともに、適正な処理、発生抑制や再資源化を促進する。
 既存設備の維持・補修や、2期空港島の整備において発生する土砂、コンクリート、アスファルトなどの建設副産物については、建設リサイクル法などの関係法令に基づき、適切に処理、リサイクルを進めていく。
 また、中水利用の促進や上水供給量の抑制など、水資源の有効利用に配慮した水循環システムの確保に努める。

(4)自然を大切にし、触れ合いのある空港に向けた取組

関西国際空港は、海域を埋め立てることで、海面を消滅させることとなったが、2期空港島を含む空港島周辺護岸の大部分を緩傾斜石積護岸構造とすることにより、藻場が形成されている。今後は、この多様な生物の生息する藻場の維持に努めていく。
 また、島内の緑化を進めるとともに、内部水面の水質保全や親水空間の創出に取り組むことで、空港利用者が潤いと安らぎを感じる良好な空間の整備を進める。

(5)地域の人々や利用者とともに生きる空港に向けた取組

関西国際空港株式会社は、引き続き、地域の人々や利用者との対話に努め、苦情等に対してもきめ細かな対応を行うとともに、環境監視結果や環境活動について取りまとめた報告書の公表など、空港活動についての理解を深めて頂くよう多様な機会を通じて情報の提供を進めていく。
 さらに、空港利用者への環境学習機会の提供や、アイドリングストップの呼びかけなど、空港利用者の協力も得た環境保全の取組を進めていく。

1.計画の背景1.計画の背景

3.計画の基本的事項3.計画の基本的事項

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