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強風による鉄道運休改善への取り組み ~連絡橋の防風柵の設置~

列車の運休回数を約3分の1に改善

関空と対岸を結ぶ連絡橋は、鉄道と道路の併用橋で約3.7kmあります。鉄道はJR西日本、南海電鉄が乗り入れ、多くのお客様にご利用いただいており、大変重要なアクセス手段となっています。

列車を運行するにあたっては、お客様の安全を第一に考え、連絡橋走行中に強風で列車が転覆しないよう、風速26m/sを越えると運行を停止させることとしておりました。そのため、台風の襲来、冬の季節風等により、平成15年度は13回、平成16年度は19回列車が運休となり、多くのお客様にご迷惑をおかけしておりました。

そこで、一部区間に設置していた防風柵(写真1)を連絡橋全線に延長した場合の効果を確認するため、平成17年7月19日から29日まで風洞実験(写真2)を行い、その効果が確認できたことから、列車に影響を与える風をさらに弱める防風柵の設置を連絡橋のほぼ全長にわたって進めて参りました。

この防風柵が平成19年度末に完成し、平成20年4月5日からは、風速30 m/sまでの運行が出来るように改善され、列車の運休回数はこれまでの約3分の1に減少する見込みです。

お客様に安全で便利なアクセスを目指して今後とも努めて参ります。

1.防風柵設置位置・高さ
・トラス橋部:5,400m レール面から2mの高さ(新設)
・箱桁橋部  :1,288m レール面から3mの高さ(既設防風柵を1m嵩上げ)
・高架橋部  :  914m レール面から2mの高さ(新設)
(総施工延長:7,602m ※上下線合計)
概略図

【概略図】

2.防風柵設置による効果
(1)規制値の見直し
【完成前】
 規制開始 26m/s以上(瞬間風速)
 規制解除 18m/s未満(10分間平均)
【完成後】
 規制開始 30m/s以上(瞬間風速)
 規制解除 20m/s未満(10分間平均)
 
(2)運転規制回数及び時間
【完成前】(平成6~18年度までの年平均)
回数 11.3回
時間 27.2時間
【完成後】(同左に基づいた予測)
回数 3.3回
時間 3.9時間
 
連絡橋に設置されている防風柵
連絡橋に設置されている防風柵

(写真1)連絡橋に設置されている防風柵

風洞実験
風洞実験

(写真2)風洞実験

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